バイトの苦労話

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僕は子どものころからバイトをやってきた。なぜなら、残念ながら家が裕福ではなかったからだ。少しでも家計を助けるために、僕は一生懸命に働いた。最初にやったのは、確か新聞配達だったと思う。あれは中学生のときにだっただろうか。新聞配達をやっていて一番つらかったのは、朝が早かったことだ。冬の時期には、まだ夜が明けきらないうちから新聞を配りはじめなくてはならない。寒さと眠気で、とても苦労したことをおぼえている。 

高校に入ったとき、本当はサッカー部に入りたかった。全国大会をめざしたいという目標があったのだが、ちょうどそのころ、父親の会社が倒産し、収入がゼロになったため、部活で一円にもならない汗を流している場合ではなくなってしまった。僕は、ファミリーレストランの調理場の片隅で、皿洗いのバイトをしながら、時給800円の汗を流していた。皿洗いは、生まれつき肌の弱い僕にはつらい仕事だった。おかげで、ひどい手荒れに悩まされることになってしまった。

 

僕は今年で40歳になるが、いまでも高校のときに働いていたファミリーレストランで、皿洗いのバイトを続けている。恥ずかしながら、一度もまともに就職をしたことがない。もちろん、就職活動をしたこともあるし、面接を受けたこともある。しかし、ことごとくうまくいかなかったのだ。原因は、バブル経済の崩壊後、日本経済が長年低迷しているからだろう。就職活動をしても採用されないのだがら、皿洗いを続けるしかない。僕は一生、この仕事をして人生を終えるのだろうか。

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